宅造との日々 [ ・ほら貝の家]
今回は、現場で悪戦苦闘したお話をひとつ。
『ほら貝の家』は、以前にも書いたように、
『宅地造成区域内』にあり、一定の高さの擁壁を施工するため、
市に申請し、書類審査や現場審査に合格する必要があります。
新たに施工する場合は、基準通り施工すれば、何も問題なく、パスできる審査なんですが、
既にある擁壁などについても、審査対象になってしまいます。
そして、『ほら貝の家』で問題視されたのが、既存の石積です。
<写真右側に見える既存の石積>
書類審査の段階では、あまり問題にならなかったんですが、
施工途中の検査で、既存石積の扱いについて、市との認識の違いが判明。
少し計画を変更せざるを得ない状況になったわけです。
そのため、現場はその対応に四苦八苦。
クライアントに状況を理解して頂き、工務店さんにもきちんと対応してもらい、
完了後の現場審査の日を今週迎えました。
審査時にその扱いについて、また新たな事を言われることを想定し、
朝から臨戦態勢で望んだことは言うまでもありません(笑)
しかし、拍子抜けするくらい穏やかに審査は進み、無事パス。
そして2日後、無事、検査済証を手にすることができました。
認識の違いが判明してから約4ヶ月、ずっと気になっていた事項でしたが、
最後は市にも柔軟な対応をして頂き、無事、この日が迎えられ、
またひとつ良い経験をしたと思えるようになりました。
まだ審査対象外の部分が施工途中のため、完了した状態はUPできませんが、
オープンハウスまでには間に合う予定です。
来場される方でこの記事を読まれた方は
『あ~、こういう風になったか』程度で見て頂ければ幸いです。
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何が起きたのか少し推察してみました。
> 既存石積の扱いについて、市との認識の違いが判明。
> 少し計画を変更せざるを得ない状況になったわけです。
石積み擁壁を決める主な条件は、上載荷重、地耐力、基礎の根入れ深さ、
擁壁の転び(傾斜角)ですよね?
既存擁壁ということと建築計画への影響を考えると、建物の配置計画
でしょうか?
上載荷重を軽減するために配置をずらす必要性が生じたか、建物の一部
を切り欠いたとか?
差し支えありましたら回答しなくても結構ですし、本コメントを削除しても
構いませんからね。
by 浜松自宅カフェ (2009-11-01 17:39)
●浜自カフェさん
そこまで、大きな変更ではないです(笑)
ちょっと大げさに書いちゃいましたかね・・・(笑)
オープンハウス時にでもお話しますね。
by plusgate (2009-11-01 22:13)